
Standard (犬種標準)
原産国 ドイツ
用途 多目的の狩猟犬 ポインティングドッグ
沿革 起源については様々な説がある。わずかにわかっていることは、リアムハウンド(昔のブラッドハウンド)の血統を
強く引いていて、1980年代にはすでに ワイマール宮廷で飼われていた。
比率 体長:体高はおおよそ12:11
頭部 ボディと頭部のバランスが取れていること。幅と長さはよいプロポーションでなければならない。ストップはごくわ
ずかである。歯はシザーズバイト。アゴは力強く欠歯はない。目は濃い琥珀色から淡い琥珀色。利口な表情をしている。丸く、ほとんど斜めになっていない。耳は、ロビュラー(木の葉型)で幅広く、かなり長く、口角まで達している。付け根は高い。
ネック 上部のラインはアーチする。筋肉質でほぼ丸く短すぎず、すっきりしている。
ボディ トップラインは大変長く丈夫な背へと自然に溶け込んでいる。背中は、丈夫で筋肉質で、くぼみがない。後部に向かって上がっていくことはない。僅かに長い背は欠点とならない。胸は丈夫だが、過度に幅広くなく、ほぼ肘まで達するほど深く、十分な長さである。肋は張っているが樽胴ではなく、長い。前胸はよく発達している。アンダーラインはわずかに上がっているが、巻き上がってはいない。
テイル ほかの類似した犬種と比べると、わずかに尾付が低い。静止時には垂れ下がっている。警戒、作業時には平行、あるいはそれより高く掲げられている。
四肢 脚は長くまっすぐで平行。肩関節は十分な角度があり筋肉がよく発達している。肘はボディの正面に対し平行である。後肢も十分な長さで丈夫で筋肉が発達しており、内向も外向もしていない。
歩様 グランドカバリングに富み、スムーズである。ギャロップ時、トロット時ともに背は平ら。側対歩は好ましくない。
毛(ショート) 短く丈夫でたいへん密で上毛はスムースで寝ている。下毛はないかまばら。
毛色 シルバー、ノロジカ色、マウス・グレー、またこれらの色のシェード。胸や指趾にあるごく小さいホワイトの斑のみ許容される。明瞭な赤っぽいイエローのマーキングがあるものはグッドの評価しか与えられない。ブラウンのマーキングは重大な欠点とされる。
サイズ 体高 牡:59~70cm(理想 62~67cん)
牝:55~65cm(理想 59~63cm)
体重 牡:約30~40kg
牝:約25~35kg
欠点 上記の点からいかなる逸脱も欠点とみなされ、逸脱の程度に比例。
重大な欠点 第1前臼歯あるいは第3後臼歯が3本以上欠けているもの。グレーのシェードではなく、イエローやブラウンぽいもの。タンのマーキングがあるもの。
失格 オーバーショット、アンダーショット、上記いがいの欠歯。胸や足以外にホワイトのマーキングがあるもの。グレー以外の毛色。明らかなオーバーサイズ、アンダーサイズ。シャイや神経質な性格。院睾丸。
※参考引用 JKC犬種標準書第10版(一部抜粋)

ワイマラナーのすゝめ
上記犬種標準というのは、簡単にいえばワイマラナーとは何ぞやをまとめたものです。チワワは小さくなきゃいけない、ダックスは脚が短くなきゃいけないというような、ワイマラナーってこういう犬だよという規定と考えてください。ブリーダーはこの基準をもとに犬を作出いていくことになります。ドッグショーの審査基準もこの標準がもとになっています。
この基準に載っていないことで、ワイマラナーってこんな犬だよと私なりに感じていることや飼育方法についてここで述べたいと思います。
参考にしていただければ幸いです。ワイマラナーが初心者には不向きと言われる所以も見つかるかもしれません。
○とても寒がりです。寒い地域での屋外飼育は不可能です。
○運動は一日に1時間~2時間は必要ですが、長時間のハードな運動は必要ありません。
○鳴き声はとても響きます。私は集合住宅では飼う気になりません。
○意外に皮膚トラブルは少ないです。特有の病気などもほぼありません。脂肪腫ができやすい傾向があるため、気になる場合は切除した方がいいでしょう。
(病気は少ないといえど適切な飼育管理をした上での話です。)
○胸が深い犬ですので胃捻転には気を付けてください。(給餌後の運動は厳禁です。死に至ります。)
○ワンマンドッグと言われます。誰にでもなつくというより、この人と決めた人にのみなつくイメージです。
○ワンマンドッグだからなのかもしれませんが、飼い主と常に行動を共にしたがりますし、飼い主にはとにかく甘えます。それゆえに分離不安になる子もいます。さらにそれゆえに飼い主が甘やかしすぎると犬が上に立ち制御できなくなります。甘えを許すためにも、普段から上に立たれないように気を付ける必要があります。このバランスが難しいかもしれません。
○留守がちな家には不向きです。
○とても頭が良く、回転が速く、素晴らしい運動能力を持っています。人間が考える「犬」よりも一つ上のことをやってのけちゃうと思って接してください。いたずら防止の際にも「こんなことはやらないだろう」と思ったのであれば、「それぐらいはやってしまうだろう」と考え直して策を講じてください。
○犬が常にべたべた人間の隣にいるような状況が好きな方にはいいですが、日本犬のように人間とは少し間をおいてさばさばとした関係を築きたい方には不向きです。
○飼い主さえいれば、環境には順応しやすいです。しかし神経質な面も持っていますので、初対面の人・犬に会うときには気を付けてください。だからといって飼い主が必要以上に神経質になってはいけません。
○すばらしい能力を持った犬です。ぜひドッグスポーツなどにチャレンジすることをお勧めします。
・・・とりあえずいま思いつくことを書きました。
また思い出したら付け加えたいと思います。
でも、どんな犬種でも犬種特有のくせや性質はあるものです。
環境が許すのであれば、自分が好きな犬、飼いたいと思った犬を飼うのが一番だと思います。好きな犬と試行錯誤しながら愛犬ライフを楽しんではいかがでしょうか。